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上品&快適 2つの機能素材と伝統の製法をMIXしたドレスシューズが誕生

2022.03.15

男の格上げに一役買ってくれるレザーシューズ。ビジネスやフォーマルな場面では欠かせないアイテムですが、「歩きにくい」や「疲れる」など快適性に対してマイナスのイメージを持つ人もいるでしょう。

そこでピックアップしたのは、2022年春の新作、ハイブリッドドレスシューズです。リーガルの代名詞ともいえるグッドイヤーウエルト式製法と、機能素材「KaRVO(カルヴォ)」と「オーソライト」を組み合わせたソールを採用しています。ベーシックな正統派ドレスシューズでありながらコンフォートな履き心地を体感できるシリーズに、ぜひご注目ください。

快適性を高める1番のポイントは、中底に「カルヴォ」という機能素材を使用していることです。「カルヴォ」とはダイヤテックス株式会社が開発した多層構造強化プラスチックのこと。水に浮くほど軽い素材ですが、衝撃・屈曲に強く、高い反発力を有し、弾むような感覚で歩行をサポートします。

余談ですが、「カルヴォ」はとても薄く軽量な素材です。革の中底と比べ加工時の安定性に欠けるため、複雑な工程を要するグッドイヤーウエルト式製法を用いての開発は至難の技。この新ソールを完成させるためには「カルヴォ」シートに独自の加工を施すための様々なアイデアと、それを実現させる職人たちの高い技術が必要となり、開発には通常より多くの時間がかかりました。

また、中物に「オーソライト」を採用しているのも珍しい仕様です。なぜならグッドイヤーウエルト式製法では、中物にコルクを敷き詰めるのが一般的だから。

「オーソライト」は優れたクッション性と通気性が特徴のスポンジ状の素材。加えて防臭性、抗菌性も兼備しており、通常はインソールとして用いられることの多い素材。シューズにはうれしい機能が充実しているため、あえて本作には中物に使用しています。

クラシックな製法と2つの機能素材によって作られるソールは、歩行のパワーアシストはもちろん、短時間で足になじみ、まるで足の裏を包み込むような履き心地を実現します。

試行錯誤を重ねた結果、ようやく誕生した新ソール。その履き心地を体感できるハイブリッドドレスシューズのラインナップのなかから、今回は2型をご紹介します。

美しいシェイプとしっかりとしたフィット感を兼ね備える木型をベースにした<11BL>。アッパーにはシワの目立ちにくい銀磨りレザーを採用しており、適切なお手入れをしていただくことで美観を保ちながらエイジングを楽しめます。またデザインはベーシックなストレートチップ。冠婚葬祭からビジネスまで、一足あれば万能にカバーできるので、男性のワードローブに必須と言っても過言ではないデザインです。

シリーズのなかで唯一カラーバリエーションをご用意している<16BL>。ベーシックなブラックのほかダークブラウンも展開しています。濃茶のレザーに薄茶の塗料を吹き付け、あえてその上から部分的に研磨し、濃淡で深みを出したこだわりの色合いです。カジュアルな印象のUチップのデザインと相まって、上品さと気軽さのバランスが絶妙な仕上がりです。

撮影/丸益功紀 スタイリング/野上翔太 取材・文/妹尾龍都


※記事の内容、商品スペック、価格等の情報は掲載時点のものです。