SHOES DESIGN靴のデザイン
すべての靴にはルーツがあります
靴のデザインには流行がありますが、基本となるスタイルや装飾は受け継がれています。それらのスタイルをベースにさまざまなデザインが作られ、現在のように多彩な靴のバリエーションが生まれました。
STYLEスタイル
-
- バルモラル(内羽根)
- 「内羽根式」と呼ばれる、靴の履き口がV字型に開き、紐で締めるドレッシーなスタイル。19世紀中頃、英国ヴィクトリア女王の王配、アルバート公がバルモラル城でデザインしたことが名前の由来と言われます。
-
- ブラッチャー(外羽根)
- 「外羽根式」と呼ばれる、靴の履き口が外に開き、紐で締めるスタイル。軍靴用に考案されたと言われ、バルモラルとともにレースド・シューズの基本形です。英国ではダービーと呼ばれます。
DESIGNデザイン
-
- プレーントウ
- つま先(トウ)に飾りのないプレーンなシューズで、靴の基本形と言われるデザイン。シンプルなデザインだけに、形や鳩目の位置等のバランスの良さが求められます。
-
- ウイングチップ
- つま先の切り替えが翼(ウィング)のような形をしているためこの名がつけられました。つま先のブローグと呼ばれるW型の穴飾りも特徴で、クラシックな雰囲気を演出するのに適したシューズです。
-
- ストレートチップ
- つま先の切り替えが一文字(ストレート)になったデザインのシューズ。切り替え部にはメダリオン(穴飾り)をあしらったものあります。クラシックなデザインで、メダリオンのないものほどフォーマルなシーンに適しています。
-
- Uチップ
- 甲の切り替えがU字型になったデザインです。モカシンの一種であることから外羽根式のUチップは「ブラッチャーモカ」とも呼ばれます。
-
- モンクストラップ
- 修道僧を指す「モンク」が履く靴にヒントを得て作られた、ストラップに美錠留めをあしらったデザイン。
-
- チャッカブーツ
- くるぶし丈の外羽根式ブーツ。カジュアルからフォーマルまで、様々なスタイルに合わせられる汎用性の高いデザイン。鳩目の数は2から3が一般的。
-
- ローファー
- 簡便に履けるデザインのため怠け者という名前の由来を持つ「ローファー」。大きな特徴は、コインの挟めるストラップがついていること。あらゆるシーンで履かれるポピュラーなシューズ。
-
- タッセルスリッポン
- タッセルと呼ばれる房飾りがついたデザイン。モカシンタイプをタッセルスリッポン、つま先にウイングチップをつけたタイプをウィングタッセルといいます。
-
- サドルシューズ
- 甲の部分に入った切り替えデザインが正面から見ると馬の鞍(サドル)に見えることからサドルシューズの名が付きました。サドル部分の色や素材を変えて、コンビネーションになっているものが一般的。