革靴の製造には、モノづくりへのこだわりと職人の高度な技術が欠かせません。
特に、上質な革の選定、精緻な製靴技術、そして履き心地を追求したデザインが重視されます。
以下は、当社のモノづくりにおいて
こだわっているポイントの一部です。
革靴の品質は、使用される革の種類と質に大きく依存します。物性試験を行い、当社の品質基準を満たす耐久性を備えた素材を選定しています。
当社が求める高品質な革は、協力タンナー(革製造会社)から納入されます。革は1枚1枚個体差があり、一枚の革も部位により均一ではありません。熟練の職人が一枚ずつ目で見て、キズやシワの箇所が靴のパーツに入らないように裁断されます。
機械による作業だけではなく、要所で行われる職人による手作業の工程は、細部にまでこだわりが詰まっています。
革の裁断ではキズやシワをよけるだけでなく、革を無駄なく裁断し、廃棄する部分を極力減らすよう工夫がされています。また、革は布地と違い、一度針で孔を開けた場所はやり直しがききません。製甲(縫製)、底付けなどは、特に職人の経験と技術が光る部分です。
当社の代表的な製法のひとつで、革靴の中でも、堅牢で型崩れしにくいとされる製法です。靴底を修理可能にすることで、長く愛用できる靴を作ります。
履き心地を重視し、日本人の足に馴染むよう設計されています。自社工場で製造するビジネスシューズの木型は自社で設計し、靴のパターン(紙型)も自社で作製しています。試作を重ねる際に履き心地の確認なども行い、物性だけでなく、歩行時の快適さも追求しています。
量産のラインナップだけでなく、お客さまの希望する素材・デザインを個人の足に合わせ、職人が手づくりで仕上げるオーダーメイドのサービスも充実させ、お客さまに最適なフィット感を提供します。
様々なシーンに対応できるREGALブランドのオーソドックスなデザインは、流行に左右されず、長く愛されています。半世紀以上前に発売されたロングセラーモデルは、REGALブランドの顔とも言えます。
品番ごとに細かく指定された仕上げ加工を施すことにより、革に独自の風合いを持たせます。細かい部分にまでこだわることで高級感のある一足に仕上がります。
当社の靴を長くご愛用いただきたいという想いで、お客さまに最適な一足を選ぶお手伝いをしています。フィッティングのアドバイスや、長く使うためのお手入れのサービスにも力を入れています。
長くご愛用いただいた靴の修理も受け付けています。靴底を丸ごと新しいものと交換できる「オールソール」は、グッドイヤーウエルト式製法の利点を活かしており、履き馴染んだ靴に新たな命を吹き込むことが可能です。
これらのこだわりが、革靴を単なる履物以上の存在にし、長くご愛用いただける一足としてお客さまの人生に寄り添います。